コラム記事

ついたちまいり?!

もも@みやじまです。

ゴールデン・ウイークは、「ETC1000円効果」もあり、とてもたくさんのお客様に来ていただき、まことにありがとうございました。いろいろと批判はあるところですが、観光で生業を立てている者にとっては、「あそうさまさま」でした。

6月も近づき、宮島は、平静さを取り戻しつつあります。本来ならば、修学旅行の学生さんたちで賑わっている季節なのですが・・・そこは、ほれ、例の騒ぎが・・・。いいや、愚痴をいうのは、やめときましょう。

さて、地元民の「もも@みやじま」としては、皆様にどんな「コアな」話題を提供しようか、といろいろ考えまして・・・。

とりあえず手始めに、得意分野の「すぴりちゅある系」で攻めてみようと思います。

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さて、宮島には、弥山(みせん)という山があるのですが、太古より「天津磐境(あまついわさか)」として信仰の対象となり、「聖なる山」として崇められてきました。

山頂付近に「三鬼(さんき)大権現」というお社があり、霊験あらたか、ということで、私の祖母も、熱心に信仰しておりました。

かくいう私も、大学受験の際には、祖母が「三鬼さん」に「願掛け」をしてくれて、念願の大学に、なんとか合格した次第です。

入学後、三鬼大権現の縁日である毎月1日には、「ついたちまいり」ということで、弥山にお参りしておりましたが、「合コンとデート」にあけくれる毎日。いつの間にか、お参りをおそろかにしておりまし た。

今日は、その「三鬼(さんき)さん」にまつわるお話を少々。

【南禅寺へ豆腐を買いにいった話】

>>出典:『広島民俗』(広島民俗学会)

sanki_do

三鬼さんは、氷砂糖か金平糖、豆腐が大好き。

私もお参りのときには、かならず氷砂糖を持参し、お供えしておりました。

ある日のこと、三鬼さんの堂守りをしていらっしゃった人が、三鬼さんに、

「実は、今日は豆腐屋が休みでございまして、お豆腐を差し上げられないんでございますが」

と申し上げたところが、

「ああ、心配するな、わしの背中に乗れ」

と三鬼さんがいわれて、で、雲を飛び、山を越し、瀬戸内海を一っ飛び。

着いた所が京都の南禅寺の前。で、三鬼さんが、

「その辺を見物して来い。夕方までには帰ってこいよ」

といわれまして、その堂守りさんは京の町に出られたんです。

ところが、そこで、京都から宮島へ呉服を商いにくる顔なじみの方と、京都の町でバッタリ出会ったわけです。

「おっりゃ~っ!こりゃあ、三鬼さんの堂守りさん」

「ややっ!こりゃあ、呉服屋さん」

「どうされましたか」

「じつは、三鬼さんに差し上げる豆腐がなくなって、きょうは豆腐を買いに南禅寺まで来たんです。帰りには豆腐をこうて帰らにゃあいけん。三鬼さんが『背中に乗れぇ』いわれたんで、ここまで送ってもろうて、また宮島まで送ってもらうんじゃが・・・」

「そんな馬鹿なことがあるもんかい」

「馬鹿なことがあるかないか、それじゃあ、まあ今晩帰るから、あんたこれから宮島の方へいくんなら、どっちが先に着くか、ひとつ宮島で会いましょう。」

というわけで、日暮れになり南禅寺にもどりましたら、

「さあ、帰るぞ。豆腐籠をしっかり持っとれよ」

というようなことで、三鬼さんの背中に乗ったところが、もうその日の夜中前には宮島へもどっておったそうです。

それから、都からテクテク歩いて来た呉服屋さんが、堂守りさんを訪ねてきて、「これは参った」というはなし。

ほんまかいな(笑)

あなたも、宮島へお越しの際には、是非「三鬼さん」をお参りになってくださいね!

【インフォメーション】

三鬼大権現をお参りするには、開業50周年を迎えた「宮島ロープウェー」が便利!
同社のHPには「弥山の秘密」がいっぱいです!要チェック!!

miyajima_ropeway

5 Responses to ついたちまいり?!

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