28日(木)午後1時。お天気は心配でしたが、早めに、地御前神社へ向かいました。社には大きな白い幕が引かれ、前には屋台、後ろには2頭の馬と地域の方々や神主さんが集り、手際よく準備をされていました。 2時、神事開始。社の中で正座して(足痛!!)待っていると、白い衣に空色の袴姿の神主さん達が供物やお神酒を掲げ、静々と神殿奥へ向かわれました。その後、管弦の音に乗って「蘭陵王」と「納曾利」が厳かに舞われました。
舞が始まるとほぼ同時に雨脚が強くなりました。しかし、社の中は、まるで別の時間が流れているよう。雨音だけでなく、時折通る電車の音や、外の声も全く気になりませんでした。
「御陵衣祭」は、端午の節句でもあり、初節句を迎える赤ちゃん達のお払いが行われ、菖蒲と蓬の束を頂きました。その夜には菖蒲湯にし、次の朝には屋根へ上げるのだそうです。
その後、騎手が馬に乗り本殿前で天地、東西南北に矢を射て厄払いをし、近くの大歳神社に設けられた3つの的にそれぞれ矢を放ちました。そして、地御前街道を馬が往復して祭は終わりました。
今日はあいにくの雨で、騎手の装束はなし、馬の練り歩きも短く略されました。(残念)来年もぜひ行って、雅を堪能したいなと思いました。
では、恒例、「ここからのMIYAZIMA VIEW」です。雨に霞む宮島もいいですね。
貴重なレポート&写真、とても興味を持って拝見しました!舞が始まると雨音や電車の音までも耳に入らなくなるっていうのは、やはり神様に捧げる舞だからそういう力を持っているんでしょうか?
今年は都合がつかなかったけど、来年は私もぜひ行ってみたいです!!
今年はね、いいお天気でしたよ。
http://miyajimastyle.com/2011/06/07/4373