秋のおおの自然観察の森へ行きました。
今回は、いつも登るおむすび岩ではなく、権現山のほうへ行きます。
標高699.5メートル、大野町で一番高い山です。
その前に~ここは、秋になるとベニマンサクの紅葉が美しいところでもありますね。
沢いっぱいに広がったかわいらしいハート形の葉っぱは、綺麗な赤紫色に紅葉していましたよ。
秋の花も少しですが、みつけました。
山の菊やリンドウが、ひっそり咲いていました。季節外れのトンボは、寒いのか動きが鈍く、手で触れそうでした。
観察の森のいちばん奥のほうに、権現山への登り口が あります。
ここからおよそ50分の道のりですね。さあ、林の中へ・・・
しばらく行くと、山水を通す溝がありました。その先には水飲み場があり、パイプのところにコップまでありました。
しかし、今日は出ていませんでした。(残念!飲んでみたかったな~
道は、綺麗に整備されて、とても歩きやすかったです。
そうこうしているうちに、1.3㌔地点に着きました。
静かな林の中に道は続きます。
あと0.8㌔地点に到着。
ここは、おむすび岩との分岐、おむすび岩までは1時間ほどかかるようです。
そこから道は、だんだん下って行きました。山の側面を行っているんでしょう。
突然視界が開け、あ!宮島が見えるではありませんか!!
でも、いつも見慣れてている”お釈迦さまの顔をした宮島”とは、ずいぶん違いますね。
そして、大きな岩を回って、頂上へ着きました。
頂上は狭い所で、ちいさな祠がありました。
先ほど見た岩は、頂上で張り出していて、とても見晴らしが良かったです。
ここは、大野町のてっぺんです。
国道佐伯~吉和線から、のうが高原、廿日市市街、(広島市も)そして、山並の向うには宮島と、ぐるりと一望できました。
”ここからのMIYAZIMA VIEW”、いつもと違うゴツゴツした宮島の形が、とっても新鮮でした。
<あんなに細長い島なんだね~
遠くの峰にチョッピリと、おむすび岩も見えました。
こうやってみると、緑がいっぱいなんですね。
ゆっくり休息して山を降りました。
では、見つけたきのこを紹介します。
宮島で夏によく見かけたオオオニテングタケを、ここでも見ました(但し季節外れなので枯)。
この中には、要注意のドクツルタケや、ドクベニタケ、カキシメジもあるかもしれません。
くれぐれも、愛でて楽しみましょう。