経小屋山入口に着きました。
頂上まで、5.2㎞です。新緑の木立はとっても静か。緑の息吹と鳥の声を独り占めしながら、歩きました。
所々に、ルート表示がありました。経小屋山へ登るのには、色々なルートがあるんですね。
すると、ひょっこり、道の向うの方に、黄土色の動物が現れました。
キツネ?(まさかねぇ~)ここに住んでいる猫でしょう。私の姿をじっと見て観察すると、軽快な足取りで草むらへ去って行きました。
駐車場に着きました。
地図を確認し、先ず五色沼へ下って行きました。ここは、貯水池として作られた沼です。
山の緑が水面に映って、綺麗ですね。近くには、藤棚のある広場もあります。
ゴツゴツした岩肌は、ロッククライミングでも出来そうです。
木の間から、海の方がみえました。あれ、もしかして宮島??いつも見ている観音様のような形とは、随分違いますね。島の西端、岩船岳や須屋浦、革篭崎、可部島が見えているんです。遠く、大竹や岩国の方も望めます。
頂上広場に着きました。
経小屋山の由来を読むと、なんと、今から約1400年前(天智天皇の頃)、唐や新羅の攻撃から守るため置かれた防人たちが、一切経を守り本尊としたため、”経小屋山”という名前が付いたそうです。
なんと、飛鳥時代ですよ!白村江の戦いや、中大兄皇子、大化の改新‥帰宅後、思わず日本史を開きましたよ。
ここからは、下界がよく見えました。大野や宮島、廿日市市街、遠く広島方面も望めました。
大野瀬戸って、あんなに狭いんですね。それもそのはず、狭いところでは、500mほどしかないんですもの。本当に川みたいです。
ここから見ると、厳島神社の辺りは、結構入った湾なのが分かります。小さな島なのに、なかなか起伏も激しいです。
休憩所に、大野自然を愛する会の方々が用意された登山ノートがあったので、私も一言書きました。
それから、帰りは林の中を通って下山しました。
今日は、お天気にも恵まれたし、いつもと違う宮島も見れたし、新緑と鳥の声も独り占めできたしで、とても良かったです。
今度は、今日見えた宮島の西側へも行ってみようかな…