コラム記事

岩船岳②

日向の道は、コシバだらけですが、ここは、綺麗に刈ってあり、歩きやすかったです。

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11:51、大川越のルート表示がありました。
目的地まで、あと40分、木の間から見える岩船岳も、少し近くなったような気がしました。

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目の前に砂地の急斜面!どうする?上るしかないでしょう。
滑りながら上り、振り返って改めて見ると結構きつい傾斜でした。
次は根っこだらけの急斜面。ロープをつかんで上るけど、必死です。
12:14、2本目の海軍省の石標がありました。
宮島には、砲台跡があちこちにあるのは、御存知でしょう。
戦時中、瀬戸内海を行く船を見る重要な拠点だったということを、改めて思い出しました。

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倒木と大岩の坂道は続きます。
流石に、岩の重なり方や木をじっくり観察する余裕はなくなってきましたね。
時折、林の中で、カサッと音がします。鹿?猿?こちらも負けず大きな音を出しながら歩きます。
岩船岳は、まだか~~

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12:45。歩くこと30分、視界が開けました。
大竹方面が見えます。随分西の方に来たようですね。
見かけない、大きな黒い虫に出会いました。
3~4㎝は、あるでしょうか。森に住み、枯葉や朽木を食べる、オオゴキブリです。
家にいるものと違い、クリーンなので御安心を。

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13:01、ついに岩船岳(466.6m)に着きました!!!
ピークは、木に囲まれた6畳間くらいの広場でした。
左手へ少し行くと、岩場へ出ました。
瀬戸内海の大パノラマが見えます。
左手は、西能見島~大黒神島~阿多田島。
右手は、大竹~小瀬川~岩国(岩国空港)。
上着は、汗が絞れるほど。瀬戸内海の景色を見ながら、お昼休憩しました。
めったに見れないですよ、こんな風景。
初めての道で、4時間半かかりましたが、来て良かったです。
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帰りは、大川浦方面へ下りました。
谷筋を川に沿って下りる感じです。道は、比較的きれいです。
何故か、山の中にドラム缶がありました。というより、どうやって持ってきたんでしょうねえ?

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小さな河口に出ました。
川を渡って対岸へ行き、しばらく行くと、入植地跡のフェンスに行き当たりました。
ここからブドウ園のフェンス沿いに行くと、また山中へ入り、先峠へ行く道へ出ます。
こちらは、とても急な谷筋を上る道なので、お勧めしません。
入植地跡近くから海岸に沿った道を行くと、広大植物実験所へ出ます。
道は通りやすいですが、遠いです。
帰りは、くれぐれも無理のないように、時間や自分の歩きに合わせ、ルートを決めましょう。
やっと、鳥居の見えるところまで戻って来ました。
ちょうど、満潮で、観光船が鳥居の下をくぐっていました。粋ですねえ~

今回、初めての道ということもあり、桟橋に帰り着くまでに、10時間かかりました。
歩きすぎて、足がつりそうになるという、貴重な体験もしました。
それから、誰もいない林の中で、カサっと音がした時は、本気でビビりました。
鹿ならいいですが、猿に出会うのは、正直ゴメンですからね。
でも、あの、西端から見る絶景は、本当に格別です。また、行きたいですね。
(次回は、見つけたキノコを紹介します。)

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