弥山めぐりの最初は”干満岩”
穴の中を覗いてみました。
岩の横穴の水が潮の干満によって
水面が上下します。
満潮の時、横穴から水が溢れ出るようです。
水はしょっぱい味だそうです。
あまり衛生的ではない水です。
味見しない方がいいと思います。
大日堂まで来ました。お世話される方がお掃除に来られていました。
チャンス!お参りさせていただき、お堂の中をみせていただきました。
大日堂は弘法大師が修法の道場として建てたお堂と言われていて、
昔は厳島神社の奥の院として信仰を集めていました。
本堂には金胎両部の大日如来がまつられ、弘法大師作の
不動明王坐像が安置されています。・・・本物は大聖院の観音堂にあります。
*現在は今年7月にできたレプリカがここに安置されてるそうです。
真言宗:弘法大師(空海)によると、あらゆる宗教における神や悪魔は、すべて大日如来の顕現であり、大日如来の身体は宇宙そのものである。同時に、1粒の微塵の中にも大日如来は存在する。大日如来は、白蓮華に坐して瞑想を行っている姿で、両界(胎蔵界・金剛界)マンダラの中心に描かれるそうです。 真言密教では大日如来と自分とは、本来は一つである、〝自分も大日如来なのだ〟と。ですから「ご本尊様を自分自身だと観じて瞑想せよ」というのです。本堂の座す大日如来の前で、しばしの間、自分自身の姿と重ね合わせ、
今の自分を問い直す・・・。仏像としてのご本尊様は、自分を見つめる鏡なのです。だから・・・仏像の前に鏡がおいてあります。中央が弘法大師作の不動明王坐像で、両脇には胎蔵界の大日如来、金剛界の大日如来がいらっしゃいます。 そして・・・弘法大師像と小さいカラス天狗像もありました。
大日堂は永和2年(1376年)に建立された弥山御堂神護寺で慶長4年
(1599年)毛利輝元によって再建されました。不動明王は国の重要文化財です。
厳島神社の神護寺として勢力を持ち、明治以前は正月七日間全島の僧が登山して、修正会を勤修し国家の隆昌を祈願した道場でした。
本尊は、金剛・胎の両部の大日如来を祀っておられます。