コラム記事

桃花祭に思いをよせて・・・

4月15日は厳島神社の✽桃花祭です。
(*^0^*) 桃の花といえばひな祭りです。
ひなまつり
桃花祭はきっと、旧暦の3月3日:桃の節句に行なわれているのではないでしょうか。
明治維新後は太陽暦に改めたので、宮島では4月3日まで雛巡りがあります。
もともと、桃の節句って厄払いのお祭なんですって。

昔、神社の参詣者は桃の枝を川で清めて短冊とともに神前に供えたようです。
厳島神社の桃花祭では神職さんが神様に桃の花を献上します。

桃は、『古事記』や『日本書紀』、桃太郎 伝説にも出てきますが、
陰陽道では魔除け、厄除けの果物とされています。

わが国最古の歴史文学書「古事記」で桃は?
亡くなった妻、イザナミノミコトの変わり果てた姿に驚いたイザナキノミコトは、
現世へ逃げ帰ろうとして醜女らに追われます。

(*゚▽゚*)大きな桃の木があり沢山桃がなっていた、
モモをちぎってつぎつぎと三つ投げつけたら、
悪魔は力を失い退散した。(´ー`)/~~

イザナキはこの効を喜び、モモに「オホカムヅミノミコト」という名を授けたそうです。
自然の恵みである食材に霊力を見いだす価値観の始まり。
それが、桃太郎の伝説に変わっていったようですね。

江戸時代の桃太郎話では(^O^)/
川上から流れてきた桃の実をおじいさんとおばあさんが食べると・・・
若者と娘に若返った、そしてこの若者と娘に若返ったおじいさんと
おばあさんの間に産まれた子供が桃太郎となっています。

 桃の実を食べておじいさんとおばあさんが若返った
古来より・・・桃は災難を逃れ福に転ずる果実と言われています。

平安時代、日本の宮中では「上巳の祓い」という行事がありました。
行事の中では、川上から杯を流して、自分の席に流れ着くまでに歌を詠む
「曲水の宴」が催されたようです。桃の花が添えられて白酒を飲んだのだとか。
「桃の節句」のお雛様は・・・。

紙人形を川や海に流して不浄を祓う習慣は「流し雛」、
短命だった昔、人々は穢れを紙人形に移して 健康長寿を願ったのでしょう。

桃は 三月三日に花が咲き、五月五日に熟します。
桃の実を食べることは、永遠の生命に至る道
桃の実を食べることは、桃の実の生き方をするということ
桃の実の生き方とは、教を聞いたものは天国に入るということ。
天国の生き方をするということは、有限の生命から永遠の生命に転換すること。
モモは見た目から女性に通じ、「繁栄」をも象徴するようです。
ももの花

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