厳島神社の入り口を進むと祓殿があり五男神がお祀りされた客神社があります。
厳島神社の祭典は、先ずこのお社で行われた後、本社で行われるのです。
ご祭神 正哉吾勝々速日天忍穂耳命、天穂日命、天津彦根命、活津彦根命、熊野樟日命
(・o・)/ 客神社(まろうど)の、五男神様
神様は、須佐之男命が、天照大神が持っていた「八尺の勾玉の五百箇のみすまるの珠」を
受け取ってそれを噛み砕き、吹き出した息の霧から生まれた男神と言われています。
天孫降臨;天照大神と須佐之男命との誓約=子生みの神事 異心なき証明として行われました。
天照大神が、須佐之男命の十握剣(とつかのつるぎ)を三段に折り、かみ砕いて吐き出して生れ出たのが三女神。須佐之男命が、天照大神の左右の腕や髪に巻いている八坂瓊(やさかに)の五百箇(いほつ)の御統(みすまる)を噛み砕き、吹き捨てた中から生れ出たのが、五男神と言われ須佐之男命が男神を生み異心なき証明(勝ち)とされたそうです。
古神道では、五体三魂と言って五体が体、物質世界を表し、三魂は心、魂を表すそうです。
高舞台の後ろに見える左右門客神社に祀られている神様は、
御門の神様の櫛石窓神(くしいわまどのかみ)、豊石窓神(とよいわ・・・)
沖の恵(江)比須とも呼ばれている神様。きっと古代先住民の祖神、守護神として祀ったもので門客神とは、神社の門に置かれた「客人神」のこと。
「客人神」は地主神がその土地を奪われて、後からやって来た日本神話に登場する神々と立場を逆転させられて、客神となった土着神=アラハバキが「客人神」として祀られているみたいです。いろいろ調べていたら・・・「ハバキ」の「ハハ」は蛇の古語で、「ハハキ」は「蛇木」又は「竜木」
「辰」=「竜」、「巳」=「蛇」だから、蛇と深い関わりがあるみたい。
「波波木(ははき)神」が祀られるのは東南=「辰巳」の方角だったりして
厳島大明神=厳島弁財天・・・白蛇は弁天様のお使いだからね。
*宮島本によると、仁安の記録に「江比須」とあり、門客神社の始まりと考えられ鎌倉時代以来2棟だとか。