お盆について調べていたら『餓鬼事・舎利弗の母』というお話があって
お釈迦様のお弟子さんで舎利弗という和尚さんが、
前世で母親だったという幽霊に出会う話があります。
幽霊はお寺に入れないが、元母親なのでお寺に通され、窮状を訴えました。
舎利弗は他のお弟子さんと皆で、幽霊を供養したところ
・・・・・・・天女に生まれ変わったというお話です。
お経の最後に「この功徳を全てのものに捧げる」といいます。
仏教では因縁によりみんなつながっており完全に無関係ではないと考えます。
誰かを供養するときには「生きとし生けるものが幸せでありますように」
全てに対する慈しみの心で手を合わせれば、自分の心も穏やかになる。
前世や来世があって皆何度も生まれ変わると仏教は教えます。
一番大切なのは現世? 「今日の一日、今の一瞬」なのでしょうか?
(*^-^*)幸せになりたいなら・・・今が幸せと考えて(⋈◍>◡<◍)。✧♡
今につながる無数の絆を思い、周囲にいる家族や友人を大切にして、
その恩に少しでも報いることができるように善く生きるしかない。
法事などの供養でお経の後に読むのが回向文です。
読経の功徳を、すべての御霊、あらゆる処にいる命あるもの全てに捧げる
願わくばこの功徳を以て 普く一切に及ぼし
我らと衆生と 皆共に仏道を成ぜんことを
自らが積んだ功徳の果報を、他者に回し向ける(施す)事
お経の功徳を回向(布施)する事で、他者が幸せとなり、
回向した自分自身も、
回向(布施)の功徳によって果報を頂けるのです。