もみじライター別記事 ねこざかな

ねこざかな の紹介

宮島の対岸に住んでいます。 廿日市は、海・山・川・田んぼ・島と、本当に自然なら何でもござれですよね。週末になれば「今日は、どこへ行こう!」と、軽食と水筒を持って、プチアウトドア。親子ともども味わい楽しみながら子育てをしました。 私は、宮島だけでなく、身近な自然の移り変わりなど、お伝えしたいと思います。

岩船岳②

日向の道は、コシバだらけですが、ここは、綺麗に刈ってあり、歩きやすかったです。

7269

11:51、大川越のルート表示がありました。
目的地まで、あと40分、木の間から見える岩船岳も、少し近くなったような気がしました。

72610

目の前に砂地の急斜面!どうする?上るしかないでしょう。
滑りながら上り、振り返って改めて見ると結構きつい傾斜でした。
次は根っこだらけの急斜面。ロープをつかんで上るけど、必死です。
12:14、2本目の海軍省の石標がありました。
宮島には、砲台跡があちこちにあるのは、御存知でしょう。
戦時中、瀬戸内海を行く船を見る重要な拠点だったということを、改めて思い出しました。

72611

倒木と大岩の坂道は続きます。
流石に、岩の重なり方や木をじっくり観察する余裕はなくなってきましたね。
時折、林の中で、カサッと音がします。鹿?猿?こちらも負けず大きな音を出しながら歩きます。
岩船岳は、まだか~~

72612

12:45。歩くこと30分、視界が開けました。
大竹方面が見えます。随分西の方に来たようですね。
見かけない、大きな黒い虫に出会いました。
3~4㎝は、あるでしょうか。森に住み、枯葉や朽木を食べる、オオゴキブリです。
家にいるものと違い、クリーンなので御安心を。

72613

13:01、ついに岩船岳(466.6m)に着きました!!!
ピークは、木に囲まれた6畳間くらいの広場でした。
左手へ少し行くと、岩場へ出ました。
瀬戸内海の大パノラマが見えます。
左手は、西能見島~大黒神島~阿多田島。
右手は、大竹~小瀬川~岩国(岩国空港)。
上着は、汗が絞れるほど。瀬戸内海の景色を見ながら、お昼休憩しました。
めったに見れないですよ、こんな風景。
初めての道で、4時間半かかりましたが、来て良かったです。
72614
帰りは、大川浦方面へ下りました。
谷筋を川に沿って下りる感じです。道は、比較的きれいです。
何故か、山の中にドラム缶がありました。というより、どうやって持ってきたんでしょうねえ?

72615

小さな河口に出ました。
川を渡って対岸へ行き、しばらく行くと、入植地跡のフェンスに行き当たりました。
ここからブドウ園のフェンス沿いに行くと、また山中へ入り、先峠へ行く道へ出ます。
こちらは、とても急な谷筋を上る道なので、お勧めしません。
入植地跡近くから海岸に沿った道を行くと、広大植物実験所へ出ます。
道は通りやすいですが、遠いです。
帰りは、くれぐれも無理のないように、時間や自分の歩きに合わせ、ルートを決めましょう。
やっと、鳥居の見えるところまで戻って来ました。
ちょうど、満潮で、観光船が鳥居の下をくぐっていました。粋ですねえ~

今回、初めての道ということもあり、桟橋に帰り着くまでに、10時間かかりました。
歩きすぎて、足がつりそうになるという、貴重な体験もしました。
それから、誰もいない林の中で、カサっと音がした時は、本気でビビりました。
鹿ならいいですが、猿に出会うのは、正直ゴメンですからね。
でも、あの、西端から見る絶景は、本当に格別です。また、行きたいですね。
(次回は、見つけたキノコを紹介します。)

岩船岳①

ずっと行ってみたかった岩船岳へ、7月下旬某日、ついに行きました。

7261

8:30、宮島桟橋から、さあ出発です。
往復で、およそ8時間はかかると聞いていたので、よし!と気合を入れて歩きだしました。
お天気は快晴。朝といえど、猛暑の日差しは流石にキツいです。
ちょうど干潮で、厳島神社前の干潟を、西松原へ歩いて行けました。

7262

水族館は、オープン前だったので、まだひっそりと準備中です。
大元橋を渡り、トンネルを抜けると、ぱったりと人影がなくなります。
ここから先は、「観光地宮島」ではなく「居住地宮島」です。
ハラハラと、まるで雪が降っているような木がありました。
ミミズバイです。白い花弁が次々と散っていたんですね。
この辺りは、広島大学の植物実験場なので、植物は取ってはいけませんよ。

7263

桟橋から約1時間歩き9:30、多々良潟に着きました。
今日は、ここから奥の院の方へ行きます。
途中、変わった蛇を見かけました。えらく凄味があるな~と思いつつ、写真を撮りました。
家へ帰ってから調べてみると、マムシでした。宮島にもいるんですよ~
≪皆さん、知らない蛇には、くれぐれも近づかないように!
それから約30分ほど行き、「青海苔浦」へ抜ける山道の入口へ到着。

7264

道は、谷筋の急な上り坂です。
片側は谷なので、くれぐれも注意して上りました。
危ないところはロープがあるので、しっかり掴んで歩きます。
10:30、奥の院、岩船岳分岐の平らな場所(先峠)へ出ました。
この先は、少し平らな道です。ほっと一息、休憩してから出発です。

7265

尾根道を行き、ぱっと開けました。
後ろには、駒が林が見えます。今日行くのは、前方奥の、少しゴツゴツした山です。
まだまだ、遠いですねえ。
湧水があったので、タオルを濡らし、首に巻きました。(涼)
林の中では風がなく、林を出たら強い日差しで、負けてしまいそう…
山の切れ間から、瀬戸内海側の島が見えました。阿多田島でしょうか。

7266

10:55、海軍省の石標までやってきました。
林の中の道は、比較的きれいですが、落ち葉が積もっているので、滑らないよう気をつけて。
日向は、シダだらけで、足元が見えないところもあるので注意しましよう。
高安が原(陶晴賢最後の地)分岐に着きました。
谷へ下り、そのまま道なりに山の中を行くと、青海苔浦へ出ます。
今日は、そのまま真っすぐ進みます。
そのうち、巨石がゴロゴロ見られるようになりました。
弥山頂上にあるような大きな岩ですね。

7267

道は、急な上り下りをくり返し、倒木や巨石をくぐり乗り越え、手も足も使って進みます。
弥山への道と、随分感じが違いますよ。
坂道で、枯れ葉に足を取られないよう、ゆっくり行きましょうね。

7268

林の中を進むこと約1時間、やっと、視界が開けました。
対岸は、鳴滝(旧大野町)辺りでしょうか。
11:51、ルート表示がありました。
後ろは先峠、前は岩船岳、左へ下りると青海苔浦です。
(続く)

経小屋山~いつもと違う宮島を見に行きたいな②

経小屋山入口に着きました。
頂上まで、5.2㎞です。新緑の木立はとっても静か。緑の息吹と鳥の声を独り占めしながら、歩きました。
所々に、ルート表示がありました。経小屋山へ登るのには、色々なルートがあるんですね。
すると、ひょっこり、道の向うの方に、黄土色の動物が現れました。
キツネ?(まさかねぇ~)ここに住んでいる猫でしょう。私の姿をじっと見て観察すると、軽快な足取りで草むらへ去って行きました。

6145

駐車場に着きました。
地図を確認し、先ず五色沼へ下って行きました。ここは、貯水池として作られた沼です。
山の緑が水面に映って、綺麗ですね。近くには、藤棚のある広場もあります。

6146

ゴツゴツした岩肌は、ロッククライミングでも出来そうです。
木の間から、海の方がみえました。あれ、もしかして宮島??いつも見ている観音様のような形とは、随分違いますね。島の西端、岩船岳や須屋浦、革篭崎、可部島が見えているんです。遠く、大竹や岩国の方も望めます。

6147

頂上広場に着きました。
経小屋山の由来を読むと、なんと、今から約1400年前(天智天皇の頃)、唐や新羅の攻撃から守るため置かれた防人たちが、一切経を守り本尊としたため、”経小屋山”という名前が付いたそうです。
なんと、飛鳥時代ですよ!白村江の戦いや、中大兄皇子、大化の改新‥帰宅後、思わず日本史を開きましたよ。
ここからは、下界がよく見えました。大野や宮島、廿日市市街、遠く広島方面も望めました。
大野瀬戸って、あんなに狭いんですね。それもそのはず、狭いところでは、500mほどしかないんですもの。本当に川みたいです。
ここから見ると、厳島神社の辺りは、結構入った湾なのが分かります。小さな島なのに、なかなか起伏も激しいです。

6148

休憩所に、大野自然を愛する会の方々が用意された登山ノートがあったので、私も一言書きました。
それから、帰りは林の中を通って下山しました。

6149

今日は、お天気にも恵まれたし、いつもと違う宮島も見れたし、新緑と鳥の声も独り占めできたしで、とても良かったです。
今度は、今日見えた宮島の西側へも行ってみようかな…

経小屋山~いつもと違う宮島を見に行きたいな①

宮島の対岸にある、森林公園経小屋山(旧大野町)へ行きました。
標高596m、回りには遮るものがないし、素敵な景色が見えるでしょう。
新幹線の高架を上に見ながら、県道289号を、山陽自動車道大野I.C方面へ。
この辺りは、田圃も多く、キレイな小川がたくさん流れています。
(因みに、永慶寺川沿いでは、ホタルが見られますよ。)
ガマが生えているなんて、珍しいな…と、川をのぞいてみると、なんと、カメ発見!

6141

大野I.Cを左手に見て、正面、大頭神社に着きました。
鳥居の所から、見上げると、雑木林の中に、チョコッと白くガードレールが見えます。今日は、あそこを通って行くんですよ。
先ずは、道中の無事を願ってお参り。

6142

神社の裏手には、妹背の滝があります。数日前の雨で、ちょうどいい水量です。
雌滝の近くまで行って、水しぶきを楽しみました。(涼)
~暑い日には、最高ですね❤~今は、シーズン前なので、結構穴場かも。

6143

神社にあった地図で、今日の道程を確認し、イザ出発。
県道289号(栗谷大野線)を、毛保川に沿って行きます。
くねくねだらだらと、緩~い登り坂が続きます。
所々に、番号を付けたコーンがありました。
なんだろう??と思いつつ進んでいくと、宮島パワートライアスロンの幟が立っていました。
あ!そうか、道案内のコーンだったんだ。どうりで、バイク(自転車)の人とすれ違った。

6144

(「経小屋山~いつもと違う宮島を見に行きたいな②」へ続く)

初夏の極楽寺山歩き②

お地蔵さまのところまでやってきました。昨年はなかった看板を発見!「ここはスカイツリー展望台より高い…」らしいですよ。宮島・廿日市市街から、五日市・広島中心部まで、ぐるりとよ~く見えます。

668

ようやく山門へ着きました。
やっぱり、高いんでしょうね。下界に比べ、少しひんやりします。
山門の美しい天井絵を見て、さあ、ラストスパート。

669

階段を上ったら、極楽寺山の展望台です。眼下正面に見えるのは廿日市大橋です。
およそ2時間で着きました。標高693メートルからの眺めは、達成感とともにやっぱり、いいですよね~だから、止められません~(喜)。ここでお昼休憩。
どっしりと歴史を感じる本堂は、新緑の中に、今日も変わらずありました。

6610

少し足を延ばして、キャンプ場のほうへも行きました。お目当ては、もちろん、蛇の池のスイレンです。もう、咲いているでしょうか…
行ってみてびっくり!!池い~~っぱいにピンクや白の美しい花が咲いていました。
立派そうなカメラを一心に覗いているカメラマンたちが、あっちにもこっちにも。
スイレン祭りで混む前に、ゆったり見れて、本当に良かったです。

6611

スイレンも満喫し、帰りは、途中から旧道(お菊古道)を下りました。登山口から少し登った
所に入り口があります。山の中をしばらく行くと、急な下り坂になりました。
車の音が、だんだん近くに聞こえてきます。

6612

西広島バイパスの側道へ出ました。ここは、山陽自動車道の廿日市JCTへ直通する道の分岐辺りですね。
道沿いに進むと、平良第2トンネルに出ました。トンネルをくぐって、道の反対側へ行くと、「お菊地蔵」があります。
その昔、お菊さんが猿の後生を弔って彫ったお地蔵さまで、今でも地域の守り神として、大切に祀られているそうです。(お菊地蔵の由来より)

6613

極楽寺山の登山道は、掃除や整備がきちんとされていて、街にも近いし、私は、とてもいい道だと思います。また、道沿いの木々には、このように名札がついていて、わかりやすいです。

6614

最後に、植物を(少しだけ)紹介します。雨の前だったので、キノコも花もあまり見つかりませんでした。でも、真っ白のガクウツギや可憐なコアジサイは、とてもきれいでした。

6615

お天気にも恵まれ、宮島も綺麗に見えたし、とてもいい歩き日和な1日でした。
今度は、どこへ行こうかな…

初夏の極楽寺山歩き①

6616新緑の美しい季節になりましたね。
山の緑に誘われて、極楽寺山へ行きました。
天気は快晴。
きっと宮島もキレイに見えることでしょう。(期待❤)

 

今回は、平良道から登りました。
近くには、西広島バイパスが通っているんですが、ほんの少し林の中に入っただけで、とても静かです。661

色々な鳥の声が聞こえます。ケ・ケッキョ・キョって鳴いているのは、まだ練習中の若いウグイスかもしれませんね。
ぱっと開け、鉄塔の下に着きました。廿日市市街と木材港が見えます。

662

山陽自動車道に架かっている高架を渡ります。
向かって左手に、宮島SAが見えます。
いよいよ”心臓破りの坂?”です。
目の前に迫ってくる傾斜は、45度くらいに見えます。それを、写真でお伝えできないのが残念!です。

663

ちょっと寄り道をして、展望台へ。大きく深呼吸してリフレッシュ。
ここからは、宮島全景がとってもよく見えるんですよ。

664

ここからは、尾根道を行きます。たまに、下ってくる人とすれ違いますが、それ以外は、とても静かです。耳を澄ますと、ウグイスの他にも、メジロやホトトギス、春ゼミの鳴く声も聞こえます。鳥のことを、もっと知っていたら、ずいぶん楽しいだろうな…
木漏れ日の中に、ベンチがありました。鳥の声を聞きながら一休み。

665

磁北線の看板のところまでやってきました。あと60分。頑張って行きましょう。

666

また、ベンチがありました。目の前が開けているので、眼下の景色がよく見えます。廿日市市街と、木材港ですね。天気がいいので、建物や車がキラキラ光って、キレイです。しばし休憩して、さあ行きましょう、あと40分。

667

(「初夏の極楽寺山歩き②」へ続く)

龍宮神社へ初詣

今年は辰年。”龍”に因んだ神社へ御参りに行きたいな~と探したら、ありましたよ。
ここは、広島市佐伯区五日市海老山町の塩屋神社にある、その名も「宮神社」です。
01112

この神社は、海幸彦・山幸彦の神話によります。
▸▸海幸彦の大切にしていた釣り針をなくし、困り果てていた山幸彦が、塩士老翁の神(塩屋神社の神様)の導きで、海中の宮殿へ行きます。
そこで乙姫様のひとり、豊玉姫と結ばれ、釣り針と干満の2つの玉を得て地上に帰りました。
その時、上陸した所にあったのが「みちびきの石」(写真手前左の「良縁の石」)という丸石だそうです。
境内には、okの形をしたケヤキもありました。
01111

本殿左手には、湯蓋道空神社が回廊で結ばれて建っていましたが、今は改装中でありませんでした。
湯蓋道空は、”道空さん”と、地域に親しまれています。
厳島神社宮殿の造営や塩田など、地域の発展に尽くしました。
また、その子は「あまんじゃく伝説」に登場し、道空さんのお墓は、五日市沖の津久根島にあるそうです。

01113
2012年、今年はオリンピックの年で、世界中の人が集う年でもありますね。
色々な良縁を祈願して、訪ねてみてはいかがでしょうか。
きっと、境内のケヤキがokと言ってくれますよ。
(※塩屋神社hpを参考にさせていただきました。ありがとうございます。)
”ここからのmiyajima view”は、お休みします。

街道沿いの巨きな樹巡り②

1211

⑧墓地の楠:可愛川沿いの、塀に囲まれた墓地の中に立っています。チュッパ○ャップスに似てるな…と思いました。

11298

⑨七尾中学校の楠:大正期から名を替え場所を替えてある、廿日市でも古い中学校です。校舎の位置は時と共に変わりましたが、昔から、この学校のシンボルとして、沢山の子供たちを見守ってきたんでしょうね。

11299

⑩宮内天王社の巨樹群:この神社は、厳島神社との関りが深く、祀時には厳島神社の神主が来られるそうです。
ケンポナシ、ムクロジ、イヌマキ、エノキ、イチョウ、はどれも古く大きな樹ですが、すべて手植え。また、シイモチという貴重な木もあります。

112910

⑪金剛寺のハゼ:段々畑の一番上にあるこの木には、以前、市内で最も古いキヅタが絡まっていました。しかし、台風のため枯れ、今はハゼだけになってしまいました。四季折々、緑に朱に色づき、とても美しいです。

112911

⑫西向寺の松:この寺は、1625年、僧玄正が開基しました。松は「蓮華松」といわれ、樹齢300年を超えているそうです。境内いっぱいに伸ばした枝が見事です。

112912

⑬地御前小学校の銀杏:校門の近くにあります。今では上の方が折れていますが、樹回りをみると、さぞ高い木だったんでしょう。

112913

⑭地御前神社の楠:線路わきに、ひときわ大きく基部が三俣に別れた楠があります。歴史ある神社にふさわしい巨樹で、文句なし!カメラに入り切れないよ~~

112914

⑮あじな桜:昔、ここには西国街道の山越えの近道があり、そこを通る人々の道教えと安全を見守ったといわれている「おしえ地蔵」が立っていました。40年ほど前、阿品台の廿日市ニュータウン造成に伴って調整池が作られ、お地蔵様がJR阿品駅から200㍍程の所へ移された時に、記念に枝垂れ桜が植えられました。今は枝桜ですが、春には美しい桜色に彩られ、地域の人々に愛されています。(クロ-バーの絨緞も素敵。春に行ってみたいです)

112915

巨きな樹を、こんな小さな写真に閉じ込めて、なんだか申し訳ない感じです。
機会があったら、ぜひ行って&見て&触れて、その大きさや時間を、実感してくださいね。
(ここからの”MIYAJIMA VIEW”はお休みします。)

街道沿いの巨きな樹巡り①

♫秋深し~~いや、すでに初冬ですか…木々の色が格段に変わり、散策もますます楽し❤ですね。
 さて、昔、廿日市には都から津和野へ向かう、西国街道の山陽道が通っていました。道沿いには、古い町屋や寺社、街道を案内する街道松も植えられ、今でも樹齢数百年の木が、あちこちにあります。
今回は、その中から宮島街道沿いの15本を紹介します。何れ劣らぬ魅力的な巨木ですよ。

1211

①街道松:西国街道の街道松。一里毎に一里塚が、3里ごとに街道松が植えられていました。この松は、江戸期(1633年)に広島藩により植えられ、ました。昭和40年代に3本残っていたうちの2本が枯れ、現在に至っています。(この道の数百㍍手前に一里塚の碑があります)

11291

②中央市民センターの楠:(芸州廿日市御本陣旧跡)

11292

③天満宮の楠:廿日市を一望できる天満宮は、1233年、厳島神社の神主として鎌倉幕府から任命された藤原親実が開きました。その裏手にあるこの楠は、樹齢推定300年以上、1991年の台風19号でいくつかは折れましたが、現在ある樹も圧巻です。

11293

④蓮教寺のソテツ:元は、津和野藩の御船屋敷に植えられていた、由緒ある樹です。昭和60年に市天然記念物に指定されました。

11294

⑤光明寺の松:1546年、鎮光坊円尊が、嫡子の早世に悲観して剃髪しこの寺が、開基されました。御本尊が火事にも焼失しなかったことから、光明寺と名付けられたそうです。天に向かって伸びる松は、さながら昇龍ですね。

11295

⑥福佐売神社の銀杏:872年、安芸の国榎本連福佐売が表彰されたことを記念して建てられた神社です。無人社ですが、よく手入れされ、黄色く色づいた銀杏の木が印象的です。

11296

⑦可愛川公園のポプラ:可愛川の土手には桜が植えられていて、こちらも、春桜の季節には、圧巻です。ひときわ高いポプラは、ランドマークになりそうで、朱い紅葉とのコントラストが美しい。

11297

陶晴賢最後の地を訪ねる(厳島合戦歴史探索講座)キノコ編

今回は、見つけたキノコを紹介します。弥山へ登った時よりも、見かけるキノコの数は、少なかったように思いました。

き10231

上段3種は、よく似ていました。でも、真中のものは、全体が青っぽかったです。ルリハツだったら珍しい…

き10232

左上は、お馴染のツチグリです。右下のツガサルノコシカケは、長さ20㎝を超え、立派でした。

き10233

右上のツガサルノコシカケも大きかったですね。30㎝超え?
全体に色合いの地味で、小さなキノコが多く、キノコを探して歩くなら、やはり弥山の方が多様で楽しいような気がしました。
今年はいつまでも暖かく、あまり見つけられなかったのは、季節的な要因もあったかもしれませんね。
また行ってみたいなと思います。(今度は、岩船山へ…ですかね。)

宮島見てみて!

ジャンル別記事一覧

新着記事

最近のコメント

月別記事一覧

  1. めざせ宮島博士!宮島検定