年別アーカイブ: 2010年

大野町散策2

667道は明るくなり、立派な石碑が立っていました。
「高庭駅家跡」です。ここが廃止された後「濃唹駅」が設けられました。(並んで濃唹駅跡があります)
今から約1100~1300年前の事です。大きい方の石碑には「出て行きし 日を数えつつ今日今日と 吾を待たすらん 父母らはも」という句が彫られています。旅の途中で、若くして亡くなった人の思いを悲しんで詠われたそうです。
高速も新幹線もない時代の旅の苦労は、底知れなかったことでしょうね。

 
668木立のトンネルを抜けると、笹ヤブの中に溜め池がありました。
「高畑の溜め池」です。大野で最も古い灌漑用の溜め池だそうです。
(今は使われていません。)
一面にスイレンが広がり、ピンク色の綺麗な花を咲かせていました。
花に見とれていると、チクリ!足が痒い・・・
ヤブ蚊は、強烈です。日焼け止めだけでなく、虫対策もお忘れなく。

 
669新幹線の高架下から中津岡川を渡り、「西教寺」へ。立派なお寺です。
大内・陶氏により寺領を受けましたが、厳島合戦で敗れたことで焼失。1600年ごろ、ここに浄土真宗の寺が建てられたそうです。

 

  

6610永慶寺川へ向かってしばらく歩いて行くと、田んぼのところに小さな碑がありました。「大野学校教育発祥地 明心舎塚成舎跡」とありました。
そして、永慶寺川の「水之越」に来ました。ゆるやかな流れに、自然の護岸が残っていました。魚や虫、鳥など小動物にとっても、住み心地が良さそうでした。
私は、川面を眺めて思いました。「帰ってきたぞ~~」(?)

 

6611永慶寺川を挟んで東に行くと「永慶寺薬師堂」、西に行くと「毛保稲荷社」があります。
民家のように見える薬師堂には、廃永慶寺の仏像が安置され、今でも、講の寄り合いが続けられているるそうです。
一方「毛保稲荷社」は、毛保川の干潟に作られた新開を守るために、建てられたものだそうです。朱の鳥居が眩しかったです。
周辺は、再開発の真っ最中で、川の護岸工事、道路や区画の整備等が行われていました。

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私が歩いた6月6日は、山陽本線沿いにある6区集会所で、「菖蒲まつり」が開かれていました。花を愛でるだけでなく、地域の人たちの交流の場でもありました。
横の菖蒲園には、紫色の優美な花が咲いていました。見ごろは6月中旬だそうです。

 

6613では、最後に「ここからのMIYAZIMA VIEW」は、永慶寺川河口からです。ちょうど引き潮で、宮島がいつもよりぐっと近く感じられました。だって、大野瀬戸の幅は500㍍くらいしかないんですものね。

今年の「御陵衣祭」は、6月16日です。入梅だし、昨年のように雨にならないといいけどな・・・

大野町散策1

今回は、大野町内に設けられている、西国街道沿いの散策ルートを行きました。
大野東中学校下、中山川と永慶寺川の合流地点からスタートし、永慶寺川河口まで、およそ4㌔の道のり。山あいの小道を、自然を感じながら歩きました。
661川には綺麗な水が流れ、緑の草が生えていて、蛍がいそうな感じでした。
道は、人一人が通ってやっとの狭さ。山道やあぜ道を思わせました。
「西国街道」と名がつくと、さぞ立派な大きな道かと想像しましたが、良い意味で裏切られた感じで、嬉しかったです。
私は、「道を歩いているんだ」を実感しながら、歩きました。

 

662しばらく行くと、林の中に朱の祠がありました。大村稲荷社です。
小さな祠ですが、本当に神様がいそうな雰囲気。
思わず周りを見回しました。

663少し周りが開けました。
田んぼは、ちょうど田植えが終わったばかりでしょうか。
イネはまだ、背丈が低く水面からちょこっと顔を出すばかり、1㌢にも満たないオタマジャクシが、泳いでいました。
天候不順の今年ですが、豊作を祈りたいものです。

 

664三槍社です。
厳島神社の摂社として古い大頭神社の末社のひとつだそうです。
田畑の多いこの地区の人々に、古くから信仰されてきたんでしょうね。
神社は、道より一段高い所に設けられていますが、道のほうを都合により掘り下げられたのだそうです。
665ありました!ウォーキングロードの看板です。
大野町の豊かな自然と史跡を満喫しながらのお散歩。
体と心の健康に、いかがでしょう。
(ここで、水分補給)

 

 

 

666新宮神社です。
山肌の竹やぶに、いきなり急な階段がありました。上は見えません。
竹の葉で埋まった石段は滑りそうでした。
上まであがると、小さな祠がありました。
大野の開拓に尽力した大野次郎が祀ってあるそうです。(大野町散策2に続く)
※今回歩くにあたり、「おおの遊歩道マップ」(NPO法人おおのの風;発行)を参考にさせていただきました。
また、道を教えていただいた、大野中央公民館の方、ありがとうございました。

町家通りのなぞなぞ 6

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そろそろいいかなと思うので、前々回と前回の回答をします。

 

前々回

①さら

②ほうちょう

③ひうちばこ

④たわし

⑤みそこし

⑥さいばし

⑦すずりばこ

➇こたつ

 

前回

①ほうろく(茶葉などをほうじる道具)

②ざる

③ぞうきん

④はないけ

⑤とおめがね

ライブカメラで宮島が見えます

宮島のすぐ向こう側、江田島市沖美町にある寺元水産さんが、ライブカメラを設置されました。


Live01

瀬戸内海が見えてとても癒されるとともに、
時には、魚釣りの子供たちがいたりして、とても自然を感じることができます。
もちろん、カメラを振ると宮島も見えますよ♪

町家通りのなぞなぞ 5

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前回の回答も含めて、今回の回答も、又、改めて。

公園散歩2

大野町の沖塩屋にある小田島公園へ行きました。地図で見ると、狭い大野灘を隔てて、宮島がとても近くにあります。とても楽しみです。

地御前神社

国道2号線を西へ行き、地御前神社に寄りました。
今は、とても静かですが、6月になれば、恒例の御陵衣祭で賑います。
また、地御前小学校の前では、古墳跡の発掘を行っていました。
沢山の穴とともに、貝殻や土器も出土したようです。どんな人たちが住んでいたんでしょうね。

 

 大野町を流れる2本の川の一つ、永慶寺川に差し掛かりました。ふぐ
河口を覗いてびっくり!!クサフグがい~っぱい泳いでいました。こんなに沢山のフグを見たのは、初めて。いいものを見ました。
川沿いにある粟島神社は、小さな祠でした。おもに御婦人向けの御利益があるとか。
そこから、新開の堤防沿いを行くと、宮島に向かって小さな朱の鳥居がありました。宮島は、1本1本の木が判別できるほど、とっても近かったです。 

えび1

蛭が崎新開の端に蛭が崎鼻があります。ここだけぽっこり、自然のままに残されていて、小さな潮回しには、メダカが沢山泳いでいました。
ぐるりと山道を巡り、梅原漁港へ出ました。そこにも小さな祠がありました。梅原胡子神社です。
 ”大国新開””蛭が崎鼻””胡子神社”と、縁起の良さそうな名前続きで、いいことありそうな…そんな気分でした。

 

おだじま

港を回って小田島公園に着きました。野球ができる広いグラウンドとテニスコート、ファミリー向けアスレチックなどがあります。この日も、グラウンドで野球の試合をやっていました。
 また、堤防では、のんびり釣りをしている人たちもたくさんいました。爽やかな海風を受け、まさにみんなのいこいの広場でした。
 対岸宮島は、今まで見たことないような、荒々しい形をしていました。遠くに、大竹にある工場の煙も見えていました。

では、今回は、梅原漁港でみつけた、とっておきの風景です。
題して、「手袋は訴える」… …海浜公園って、いいですね~~。

えび2

公園散歩

新緑に誘われて、近場の公園へ出かけました。

宮園公園

宮園公園は、宮園団地の中にあり、サッカーコートとランニングトラック、アスレチックのある広場を備えた、広い公園です。
 近隣の人々の憩いの場であり、小さな子供たちのピクニックにも最適です。
 この日はちょうど、幼稚園児がピクニックに来ていて、広いグリーンで走ったり、アスレチックで遊んだり、楽しそうに過ごしていました。
その横で、ウォーキングをする人がいたり、お孫さんと遊んでいる人がいたりと、こちらまで和やかな気持ちになりました。 

ここから見える宮島です。 宮島1

 

 

 

 

ぽぽろ

四季が丘公園は、別名ポポロの森。背後に折敷畑山がある緑豊かな公園です。
シンボルは、船の形をしたアスレチック。上への上ると、ちょっとした海賊気分?が味わえます。
広い芝生があり、寝転がって空を仰いだり、お弁当でも広げたくなりますね。
公園へ続くブールバールの小川は涼しそうで、これからの季節に嬉しいです。 

 ここから見える宮島です。
手前の広場は隣接する小学校です。
この日も、児童の元気な声が聞こえていました。 宮島2

 では、今回は「ここからのMIYAZIMA VIEW」ではなく、散歩中に見つけた四葉のクローバです。サイトを開けられたみなさんに幸せが来ますように…
よつば

町家通りのなぞなぞ 4

「江戸の判じ絵展」が復活しています。

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回答は、またのちほど。

瀬戸内の暮らしを語ろう!

5月15日(土)午後1時から、宮島など瀬戸内海の島々の町並みや暮らしについて語り合う「宮島・土曜講座」が開講されます。(中国新聞5月13日朝刊掲載)

主催は広島工業大学で、同大地域・集落計画研究センター長で環境学部の森保洋之教授が中心となり、町屋を活用した同大の活動拠点である「地域環境宮島学習センター(通称・宮島こもん)」を会場として、毎月第1、3土曜日に行われるそうです。

 宮島こもんについては、’宮島こもん

この講座は毎回、同大の教員や大学院生、特別顧問の大阪市立大の住田昌二名誉教授たちが、自然と暮らしが紡ぐ宮島の景観や町屋の構造、瀬戸内海の島々の現状などをテーマに研究成果を報告する。

また、研究発表に終わらせず、歴史や文化などの地域特性を踏まえ、研究者や住民、観光客やまちづくり団体がひざを交えて対話、過疎高齢化などの課題を抱える島々の再生や新しい地域社会のあり方を一緒に考える場とする。

私達も宮島の名所・旧跡を探索するだけでなく、このような場へ出向き、宮島という世界遺産の地域事情を幅広く知り、自分達が日常生活の中で、どんな関与が出来るのか、またすべきなのかを探る機会にしたらと思います。

講座の参加は無料だが、毎回25名程度(先着順)で、事前申し込み(森保教授℡082-921-9171)が必要です。

宮島口風景 009宮島口風景 012宮島口風景 014

子供目線の賓頭廬尊者(びんづるそんじゃ)

大願寺です。

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今では私も賓頭廬尊者を見下ろす身長になっていますが、小さな頃、親に連れられて来たときは、賓頭廬尊者を見上げていました。 

小さな子供は皆抱きかかえられて尊者の頭をなでるものです。

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あの頃の目線に戻ってみようと思って、下からカメラで見上げてみました。

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目が合うと、ギクッとします。

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ちょっと、怖いですね・・・

宮島見てみて!

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